経営者の未来設計を整える
企業型確定拠出年金(企業型DC)について

会社のことばかり考えて、
自分自身の未来は、
気づけば後回しになっている。

社長は、いつも誰かのことを考えている。
自分自身のことは、いつも後回しになっている。

会社の経費で、社長自身と従業員の将来を
静かに整えていく仕組みがある。
国の法律で定められた、中小企業向けの制度です。

金融商品の販売ではありません。国の制度(企業型確定拠出年金)の概要をご案内します。
多くの経営者が感じていること

後回しにしてきた、自分自身のこと

会社のために動き続けてきた一方で、
自分自身や従業員の将来設計は、まだ整っていない。
経営を優先するあまり、自分自身の将来設計が後回しになっている。
珍しいことではありませんが、気づかれにくいことでもあります。
「後でやろう」と思い続けている間に、
じつは使えた制度がある——
国が法律で定めた、経営者のための仕組みが。
制度の概要

企業型DC(確定拠出年金)とは

企業型確定拠出年金(企業型DC)は、 会社が掛金を拠出し、加入者(役員・従業員)が 自分で運用する年金制度です。

NISAやiDeCoと大きく異なる点は、 「個人のお金」ではなく「会社の経費(損金)」から 積み立てられることです。 掛金は全額損金として計上でき、 社会保険料の算定対象外となります。

  • 01
    掛金が全額損金計上
    会社の利益から直接拠出でき、法人税の課税対象を抑えられます
  • 02
    社会保険料の算定対象外
    給与扱いにならないため、会社・本人ともに社保に影響が出る可能性があります
  • 03
    運用益が非課税
    運用中の利益に税金がかかりません。受取時の税制優遇もあります

制度の違いを整理すると、次のようになります。

比較項目 NISA iDeCo 企業型DC
掛金の出所 個人(税引後) 個人(税引後) 会社経費(損金)
社保への影響 なし なし 削減の可能性あり
掛金の損金計上 なし なし 全額可能
退職金準備として ◎(最適)
NISA
掛金の出所 個人(税引後)
社保への影響 なし
損金計上 なし
退職金準備
iDeCo
掛金の出所 個人(税引後)
社保への影響 なし
損金計上 なし
退職金準備
企業型DC
掛金の出所 会社経費(損金)
社保への影響 削減の可能性あり
損金計上 全額可能
退職金準備 ◎(最適)
活用の考え方

経営課題に合わせた、
3つのアプローチ

企業型DCには、会社の状況によって異なる活用の仕方があります。
どのパターンが自社に合うかは、状況確認のうえで一緒に考えます。
Approach 01
💼
社長自身の
退職金・老後の準備
利益が出ている会社

役員報酬は税金・社保が差し引かれますが、企業型DCの掛金はその対象外です。会社の経費から拠出した掛金が、そのまま社長個人の資産として積み立てられます。

会社の経費で、社長の将来を
効率よく整えられる仕組みです
Approach 02
⚖️
社会保険料の
コスト見直し
従業員がいる会社

給与の一部をDC掛金に切り替えることで、標準報酬月額が変わる可能性があります。従業員が多いほど、組織全体への影響が大きくなります(状況による)。

正当な国の仕組みを活用した
コスト見直しのアプローチです
Approach 03
🤝
福利厚生と
採用力の強化
採用・定着に悩む会社

大企業では標準化しつつある制度を、中小企業でも整えられます。「老後2000万円問題」への備えとして、従業員の将来への安心材料になります。

従業員を守る姿勢が、定着・採用の
差別化にもつながります

どのアプローチが自社に合うかは、状況によって異なります。
まず概要だけ確認したい方は、気軽にご連絡ください。

少し話してみる →
参考データ

自社で確認する価値がある、
3つのポイント

以下は、この制度が会社と経営者にどのような形で作用するかを整理したものです。
実際の効果は、会社の規模・給与水準・設計内容によって異なります。
数字はあくまで目安として、仕組みの理解にお役立てください。

Point 01
社長個人の資産形成効率

会社の利益を、どのように社長自身の将来資産へ移していくか。
役員報酬として受け取る場合と、企業型DCで積み立てる場合では、
会社利益の流れ方が変わります。その構造の違いを整理した図です。

役員報酬ルートでは税金・社保が差し引かれ手残り50〜70%、企業型DCルートでは会社経費から個人の資産100%として積み立てられる仕組みの比較図
出典:企業型DC紹介資料(EarlyCross)

役員報酬ルートでは、税金・社会保険料が差し引かれたうえで手元に届きます。一方、企業型DCの掛金は会社の経費(損金)から直接拠出されるため、税・社保の対象外となります。

この構造上の違いが、社長個人の資産形成効率に影響します。条件が合う会社にとっては、退職金準備として有効な仕組みになります。

※ 実際の手残り率は、役員報酬額・税率・社会保険料等級によって異なります。ここでは制度の仕組みをシンプルに整理しています。具体的な試算は専門家にご確認ください。

Point 02
社会保険料の負担見直し

給与の一部を企業型DC掛金へ振り替えることで、標準報酬月額が変化するケースがあります。その結果、会社側・本人側双方の社会保険料負担に影響が出る場合があります。

給与の一部をDC掛金へ振り替えることで標準報酬月額が1等級ダウンし、年間4〜5万円程度の社会保険料負担変化が見込まれることを示す図
出典:企業型DC紹介資料(EarlyCross)

標準報酬月額の等級が1段階下がることで、会社・本人それぞれが負担する社会保険料が変化します。従業員が多い会社ほど、組織全体としての影響が大きくなります。

図に示す年間4〜5万円はあくまで目安です。自社の等級・給与水準によって変わります。

※ 実際の変化は、給与水準・等級・掛金設計によって異なります。「必ず下がる」とは断言できないため、詳細は専門家との確認をおすすめします。

Point 03
従業員の将来不安に、会社として向き合う

企業型DCは、単なる制度ではなく、従業員の将来不安に対する「会社としての姿勢」を示す仕組みでもあります。老後2000万円問題に代表されるような漠然とした不安を、制度として受け止めることができます。

老後2000万円問題という将来への漠然とした不安に対し、企業型DCによる「じぶん年金」づくりで安心を提供できることを示す図
出典:企業型DC紹介資料(EarlyCross)

大企業だけでなく、中小企業でも導入できる制度です。「従業員の将来を考えている会社」という印象は、採用や定着にも影響することがあります。

経営者自身の将来準備と、従業員への配慮を、同じ仕組みの中で整えられる点が、この制度の特徴のひとつです。

※ 効果の出方は会社の規模・業種・現状の福利厚生内容によって異なります。
よくある質問

「うちには関係ないかも」と
思っている方へ

多くの方が感じる疑問・不安に、正直にお答えします。
「まず概要だけ聞く」ことは、決断でも契約でもありません。
Q. 社長1人の会社でも対象になりますか?
はい、社長1人のみの法人(1人法人)でも導入できます。社長だけが加入するケースでも、退職金準備として十分な効果が期待できます。ただし、設立要件や規約の整備が必要なため、詳細は専門家への確認をおすすめします。
Q. 小規模な法人でも導入できますか?
基本的には可能です。従業員数に関する要件は厳格ではなく、小規模法人での導入事例も多くあります。「うちの場合はどうか」は、まず状況確認のうえでお伝えします。
Q. 個人事業主でも利用できますか?
企業型DCは「法人」が対象のため、個人事業主は対象外となります。個人事業主の方にはiDeCoが一般的な選択肢です。法人化とあわせてお考えの方は、その点も含めてご相談ください。
個人事業主の方 → iDeCoが一般的なルートです
Q. iDeCoやNISAとの違いは何ですか?
最大の違いは「誰のお金で積み立てるか」です。NISAとiDeCoは税引後の個人のお金で運用しますが、企業型DCは会社の経費(損金)から拠出できます。また、掛金が社会保険料の算定対象外になる点も、大きな違いです。
Q. 社会保険料は本当に変わりますか?
仕組み上、変わる可能性があります。ただし、どのくらい変わるかは現在の給与水準・等級・設計内容によって異なります。「必ず変わる」とは断言できません。具体的な試算は専門家とともに実際の数字で確認することをおすすめします。
Q. 導入の手続きは難しくありませんか?
一定の手続きは必要です(規約の作成・届出・運営管理機関との契約など)。ただし、専門家のサポートのもとで進める場合、経営者が直接動く場面は限られます。最初の概要確認から導入検討・その後の運用まで、一貫してお伴します。
Q. 従業員に対して説明が必要ですか?
加入対象となる従業員へは、制度の内容や運用方法の説明が必要です。説明資料の作成・サポートは専門家が行うため、経営者が一から準備する必要はありません。
Q. 強引に契約を勧められることはありませんか?
ありません。このページは制度の概要をお伝えするためのものです。概要を聞いたうえで「他の選択肢と比較したい」「まだ考えたい」という判断はもちろんOKです。決断を急かすようなことはしません。
「まず概要を聞くだけ」で大丈夫です
Q. まず何を確認すればよいですか?
まずは「自社が対象になるか」「どのアプローチが合いそうか」の2点を整理するところから始まります。30分程度のオンラインでの概要共有(情報交換)を設けています。「導入前提」ではなく「知るための機会」として、気軽にご活用ください。
概要確認 → 試算 → ご検討、の順で進みます
まず、知るだけでいい

まずは、概要だけ
聞いてみてください

「今すぐ決める」必要はありません。
自社に合うかどうかを確認するだけで大丈夫です。
必要に応じて、専門家へおつなぎします。

情報交換ベースで。言葉が整っていなくても、そのままで大丈夫です。